電車のベビーカースペースは何両目?|関西9社の早見表・畳む?料金は?
📅 この記事は 2026年10月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
📖 もくじ▼
ひと目でわかる 電車のベビーカースペース(関西)
- 📍 「何両目」と決まっている会社は少数です。関西では、阪神=中間車両の神戸寄りの扉横、京阪線=各車両の大阪側
- 🚇 全部の車両にあるのは、Osaka Metro(各車両1か所)・JR大阪環状線の323系・神戸市営地下鉄の6000形・京都市営地下鉄烏丸線の20系
- 🔍 JR西日本・阪急・近鉄・南海は車両によって違うので、ドア横の車いすマークとベビーカーマークで探します
- 👶 畳まなくて大丈夫です(国土交通省のベビーカーマーク・2014年〜)
- 💴 料金はかかりません
- 🛗 乗る車両は、スペースの場所より降りる駅のエレベーターの位置で決めるほうが楽です
電車・鉄道が大好きな兄弟を育てる、子鉄パパです。
ベビーカーで電車に乗るとき、ホームで迷うのが「どのドアから乗ればいいのか」です。広いスペースのある車両に乗りたい。でも、何両目にあるのかが分からない。
調べてみると、これは会社ごとに答えが違いました。はっきり場所を書いている会社もあれば、「一部の車両にあります」としか書いていない会社もあります。関西の9つの会社・交通局の公式ページを読んで、書かれていることをそのまま並べます。
関西9社局の早見表
| 会社・交通局 | ベビーカースペースのある場所(公式の書き方) | 何両目か |
|---|---|---|
| JR西日本(新快速・快速・普通) | 通勤・近郊型車両の車いす用スペース付近に、車いすマークとベビーカーマークを掲示 | 一覧は公式になし。大阪環状線・JRゆめ咲線の323系は各車両にあり |
| 阪急 | 新しい車両やリニューアルした車両に車いすスペース | 一覧は公式になし。京とれいん雅洛は全車両 |
| 阪神 | 原則、先頭・最後尾以外の中間車両の神戸寄りの扉横 | 5500系・5550系・5700系・1000系・8000系(一部)は全車両 |
| 京阪 | 京阪線は各車両の大阪側(一部の車両は設置なし) | 石山坂本線は乗務員室付近、京津線は連結側 |
| 近鉄 | 一部の車両に、車いす・ベビーカー用のフリースペース | 一覧は公式になし。2024年秋からの新型一般車両は各車両にあり |
| 南海 | 一般車両は「各車両(一列車ごと)に1か所」の車いすスペース(一部車両を除く)。別に、ベビーカーや大きな荷物を置けるフリースペースを各車両に(一部車両を除く) | 一覧は公式になし |
| Osaka Metro | 各車両に1か所、車いす・ベビーカースペース | 全車両(ニュートラムは1列車2か所を整備中) |
| 京都市営地下鉄 | 烏丸線の新型車両(20系)は全ての車両に車いす・ベビーカー用スペース | 両端の車両に「おもいやりエリア」 |
| 神戸市営地下鉄 | 西神・山手線の6000形は全車両に車いすスペース・ベビーカースペース | 全車両 |
「何両目ですか」に一言で答えられるのは、阪神と京阪です。阪神なら先頭と最後尾を避けて、神戸寄りの扉へ。京阪線なら、どの車両でも大阪側の端です。
地下鉄は、新しい車両ほど全車両にあります。Osaka Metroは「各車両1か所」と言い切っているので、どのドアから乗っても、その車両のどこかにスペースがあります。
JR西日本・阪急・近鉄・南海は、古い車両と新しい車両が混ざって走っています。来た電車によって違うので、次の「マーク」で探すのが確実です。
🔍 ホームでの見つけ方:ドア横の2つのマーク
スペースのある場所には、車体のドアの横や車内に、車いすマークとベビーカーマークが並んで貼られています。
ベビーカーマークは、国土交通省の協議会が2014年3月に決めた全国共通のマークです(2015年5月にJIS化)。国土交通省は掲出場所の例として、電車の車内、電車のドア付近、エレベーターを挙げています。JR西日本も、通勤・近郊型車両の車いす用スペース付近に、車いすマークに加えてベビーカーマークを掲示していると案内しています。
電車が入ってきたら、ドアの横を見る。マークがあれば、そのドアを入ってすぐがスペースです。なければ隣の車両へ。子どもと一緒にマーク探しをすると、待ち時間が少し楽になります。
反対に、ベビーカーに斜線の入った使用禁止マークもあります。こちらはエスカレーターなどに貼られています。
👶 畳む?畳まない?
畳まなくて大丈夫です。
国土交通省は、ベビーカーマークについて「安全な使用方法を守った上でベビーカーを折りたたまずに利用できるなど、ベビーカーを安心して利用できる場所・設備を表しています」と説明しています。マークのある場所は、ベビーカーを広げたままでいていい場所です。
あわせて、使う側へのお願いが2つ書かれています。
- 周囲の人との接触や通行の妨げなど、ベビーカーの操作に気をつける
- 困っているときは、遠慮せずに手助けをお願いしてみる
2つ目は、覚えておくと気が楽です。国が「頼っていい」と書いているわけです。周りの人に向けても、エレベーターがない場所での上り下りなど、手助けを申し出てみましょうと呼びかけられています。
♿ スペースは車いすの人との共用です
ほとんどの会社で、ベビーカースペースは車いすスペースと同じ場所です。京阪は「車イスとベビーカーご利用のお客さま」のためのスペースと書いていますし、近鉄は「このスペースを必要とされている方同士、お互いゆずりあって」使うよう呼びかけています。
車いすは、固定できる場所がそこにしかありません。先にベビーカーで入っていて、あとから車いすの人が乗ってきたら、少し動いて場所を空ける。それだけで足ります。
💴 料金はかかりません
ベビーカーの持ち込みに料金はかかりません。
たとえば京阪電車は、無料で車内に持ち込めるものを「縦・横・高さの合計が250cm以内で、長さ2m以内、重さが30kg以内のものが2個まで」としています。ベビーカーはこの範囲に収まります。
新幹線も同じで、予約も追加料金も要りません。こちらは置き場所の取り方にコツがあるので、子連れ新幹線の座席の選び方に書いています。
🛗 乗る車両は「降りる駅のエレベーター」で決める
ここまでスペースの場所を並べましたが、実際に乗る車両を決めるときは、降りる駅のエレベーターに近い車両を優先するほうが楽です。
わが家が新幹線の乗り換えで思い知ったのは、エレベーターがホームに1本ほどしかなく、降りた場所から遠いこともあれば、ベビーカーや車いすで混んでいることもある、ということでした。乗り換えには、大人だけのときの倍の時間を見ています。在来線でも理屈は同じで、スペースのある車両に乗れても、降りてからホームの端まで歩くことになれば帳消しです。
降りる駅のエレベーターの位置は、各社の案内で先に調べられます。
- 京阪:乗車位置案内で、駅ごとに、エレベーター・エスカレーター・階段・改札口・トイレに近い乗車位置が分かります
- Osaka Metro:地下鉄とニュートラムの全134駅で、地上からホームまで階段を使わずに行ける経路が整っています。全駅に可動式ホーム柵があり、ホームと電車の段差は2〜6cm、すき間は2〜3cmを基準に整備が進められています
- 阪急:エレベーターなどが整備されていないのは中津駅だけ、と案内されています。駅の中のルートは、阪急電鉄交通ご案内センターで教えてもらえます
- 阪神・近鉄・南海:それぞれの公式サイトに、駅ごとのバリアフリー設備の一覧があります
スペースのある車両と、エレベーターに近い車両。両方が重なれば理想ですが、重ならないときは、エレベーター側を取るほうが歩く距離が短くてすみます。
会社別のメモ
JR西日本——何両目という案内はありませんが、大阪環状線とJRゆめ咲線を走る323系は、導入時の発表で「各車両に車椅子・ベビーカースペース」とされています。環状線なら、どの車両に乗ってもスペースがあります。
阪急——公式サイトに、一般の車両の位置の一覧は見当たりませんでした(2026年10月5日時点)。観光列車の京とれいん雅洛は全車両にあり、大阪梅田方面から数えて1〜5号車は京都河原町寄り、6号車は大阪梅田寄りです。
阪神——関西でいちばん書き方がはっきりしています。迷ったら「真ん中あたりの車両の、神戸寄りのドア」。新しめの形式は全車両にあります。2027年春に入る新型の3000系には、座席指定の車両を除く各車両に、だれでも使えるマルチスペース「いこいこーな」が設けられる予定です(2026年5月21日の発表)。
京阪——京阪線は「各車両の大阪側」。ただし一部の車両にはスペースがないと注記されています。
近鉄——古い車両が多く、「一部の車両」という書き方です。2024年秋から奈良線・京都線・橿原線・天理線で導入が始まった新型の一般車両は、各車両の端に車いすスペースがあり、ベビーカーや大きな荷物の人が気兼ねなく座れるスペースも1両に2か所あります。
南海——車いすスペースとは別に、ベビーカーや大きな荷物を置けるフリースペース(ラゲッジスペース)を各車両に設けている、と書かれています(一部車両を除く)。
Osaka Metro——各車両に1か所。ニュートラムは1列車に2か所の設置を進めているところです。
京都市営地下鉄・神戸市営地下鉄——どちらも新しい車両(烏丸線の20系、西神・山手線の6000形)は全車両にスペースがあります。
わが家の場合
うちは、コンパクトに折りたためるバギーを使ってきました。理由は新幹線です。荷物置き場つきの席が取れなかったときでも、畳んで上の棚に載せられるからです。
畳まなくていい、でも畳める。この両方を持っておくと、ホームで慌てずにすみます。
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※本記事は、2026年10月5日に確認した次の公式ページにもとづいています。国土交通省「ベビーカーマークについてのお知らせ」/JR西日本「バリアフリー等の取り組み」と323系の発表(2016年6月24日)/阪急電鉄「バリアフリーへの取り組み」とよくあるご質問/阪神電気鉄道「バリアフリー設備」/京阪電車「よくいただくご質問」「車イス・ベビーカー」「手回り品・入場券」/近鉄「快適に電車・駅をご利用いただくために」と新型一般車両の発表(2022年5月17日)/南海電鉄「お身体の不自由なお客さまへ」/Osaka Metro「お子さま連れ・妊娠中のお客さま」/京都市交通局「地下鉄烏丸線新型車両」/神戸市「6000形車両」。車両の入れ替えで、スペースの数や場所は変わっていきます。