近鉄ひのとりに5歳と3歳と乗ってみた|プレミアムシート最前列の実力と、子連れで気になる「静けさ」【大阪→名古屋】

📅 この記事は 2026年7月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)

近鉄ひのとりに5歳と3歳と乗ってみた|プレミアムシート最前列の実力と、子連れで気になる「静けさ」【大阪→名古屋】
📖 もくじ

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ひと目でわかる ひのとり乗車記

  • 👤 こんな家族に:憧れの特急に乗ってみたい/大阪〜名古屋を特別な移動にしたい/前面展望が好きな子
  • 🚄 乗ったのは:プレミアム車両の最前列(鶴橋→近鉄名古屋・往復とも)
  • 👀 いちばんの魅力:ハイデッカーの運転台越しの前面展望。見晴らしは想像以上
  • 車内で:挽きたてコーヒー200円・お湯は無料/自販機にひのとりグッズ無料ロッカー
  • 👶 子連れメモ:3歳は膝上なら無料(4人で3席にしました)
  • ⚠️ 正直な注意:静かで上質な車内なので、親は少し気を使います(土日は子連れも多く、多少は紛れます)

電車・鉄道が大好きな兄弟を育てる、子鉄パパです。

大阪と名古屋を結ぶ近鉄の看板特急、ひのとり。メタリックレッドの車体に、あの独特な顔つき。子鉄なら一度は乗せてあげたい特急です。

今回、5歳と3歳の兄弟を連れて往復とも乗ってきました。しかも狙ったのはプレミアム車両の最前列。実際どうだったのか、いい部分も気になった部分も含めてお伝えします。

近鉄特急ひのとりの外観。メタリックレッドの車体
ひのとりの外観。この写真は別の日に伊賀神戸駅で撮影したものです(筆者撮影)

プレミアム車両の「最前列」を取った

ひのとりにはプレミアム車両レギュラー車両があります。今回取ったのは、プレミアム車両のいちばん前の席

ひのとりプレミアム車両の入口ドア。PREMIUM SEATSの表示
プレミアム車両の入口。「PREMIUM SEATS」の文字に、乗る前から気分が上がります(筆者撮影)

このドアの向こうがプレミアム車両。「ひのとりプレミアム車両券が必要です」と書かれていて、特別な空間に入る感じが、乗る前からしっかり演出されています。

これが大正解でした。プレミアム車両はハイデッカー構造——床が一段高くなっているので、最前列に座ると運転台の向こうに前方の線路が広がって見えるんです。

見晴らしは、想像以上でした。

トンネルに吸い込まれる瞬間も、駅に滑り込む瞬間も、全部運転士さん目線に近い高さで見られます。前面展望が好きな子には、これ以上ない席だと思います。

👶 3歳は膝上なら無料でした

我が家は4人家族ですが、取ったのは3席。近鉄では幼児(1歳〜5歳)は、大人1人につき2人まで膝の上に乗せる形なら運賃・特急料金とも不要です。3歳の次男は膝上にして、プレミアムシートに家族4人で乗りました。座席を1つ使う場合は小児料金が必要になるので、そこは人数と相談です。

乗車は鶴橋駅から。近鉄特急がひっきりなしにやって来る駅なので、ホームで待つ時間から子どもたちのテンションは上がりっぱなしでした。

車内の「カフェスポット」が便利だった

プレミアム車両にはカフェスポットがあります。ここが想像以上に充実していました。

ひのとりプレミアム車両のカフェスポット。両替機・コーヒーマシン・お菓子の自動販売機が並ぶ
カフェスポットの全景。左から両替機、カップ、コーヒーマシン、そして自動販売機(筆者撮影)

☕ 挽きたてコーヒーは200円、お湯は無料

ひのとりのコーヒーマシン。挽きたてコーヒー200円、お湯は無料の表示
挽きたてコーヒーは1杯200円。ボタンが並んでいて選ぶのも楽しい(筆者撮影)

挽きたてのコーヒーが1杯200円。種類は「煎(せん)」と「すっきりブレンド」の2つで、深めのコクか、さっぱりめかを選べます。長距離移動で温かい飲み物が手に入るのは、それだけで旅が少し豊かになります。

そして子連れ目線でうれしかったのが、お湯が無料なこと。小さいお子さん連れで、粉ミルクや温かい飲み物が必要なときには心強い設備です。

🛍 自動販売機に「ひのとりグッズ」が入っている

カフェスポットの自動販売機、お菓子だけではありませんでした

ひのとり車内の自動販売機。上段はお菓子、下段にひのとりグッズが並ぶ
上の段はお菓子、下の段はひのとりグッズ。車内で記念品が買えます(筆者撮影)

上の段はお菓子(スープやチョコ、かすてらなど100〜200円)ですが、下の段はひのとりグッズ。キーホルダーや、ひのとりの車両がプリントされた品が500〜800円ほどで並んでいます。

我が家はここでハンカチを購入しました。車内で、しかも自動販売機で記念品が買える——駅の売店に寄る時間がなくても、乗っているあいだにおみやげが手に入るのはありがたいところです。

🧻 おしぼりに、電車がずらり

そして、地味に——いや、子鉄的にはいちばん——うれしかったのがおしぼりです。

ひのとり車内のおしぼりディスペンサー。袋には近鉄の電車がずらりとプリントされている
壁のディスペンサーから1本いただきます。袋には赤い電車がずらり、「ご乗車ありがとうございます」の文字も(筆者撮影)

壁のディスペンサーからセルフサービスで取るタイプで、「お一人1本でお願いします」と書かれています。

そして袋を見てください。近鉄の電車がずらりとプリントされているんです。子鉄にとっては立派な記念品で、うちの子たちは大事そうに眺めていました。こういう細部が、乗り物好きの心をつかむんだよなあとしみじみ。

🧳 無料のロッカーがある(これは大きい)

ひのとりプレミアム車両の無料ロッカー。ICカードで施錠できる
車内の無料ロッカー。交通系ICカードで施錠できます(筆者撮影)

見落としがちですが、車内に無料のロッカーがあります。交通系ICカードをかざして施錠するタイプで、大きな荷物を足元に置かずにすみます。

子連れの旅は、とにかく荷物が多い。 座席まわりがすっきりするだけで、移動のストレスがかなり減りました。

正直な話:静かな車内なので、親は少し気を使います

ここは、実際のところをそのままお伝えします。

ひのとりの車内は、とても静かで上質です。子どもたちも最初は空気を読んで、声のボリュームを落としていました。対向列車とすれ違うたびに、小声で「いま、すれちがった!」と目を輝かせる。はしゃぎたいのを抑えている姿は、かわいらしいものでした。

とはいえ、興奮が勝ってくると、だんだん声も大きくなります。そのたびに「声、もう少し小さくね」と声をかける場面が何度かありました。5歳と3歳ですから、そこは仕方のないところ。ただ、静かな車内では親のほうが少し気を使う——これは知っておくといいと思います。

⚠️ 曜日で体感が変わるかもしれません
我が家が乗ったのは土日でした。ほかにも子ども連れのご家族がいたので、多少の声はお互いさまの空気に紛れてくれた感覚があります。
逆に言えば、平日はもっと静かかもしれません。ビジネス利用の方が多い時間帯に小さいお子さんと乗ると、親の気の使い方はかなり変わってくると思います。小さい子連れでプレミアム車両を狙うなら、土日のほうが気がラクかもしれません。

プレミアム車両は、上質で落ち着いた空間です。裏を返せば、小さいお子さん連れだと、親が少し気を配ることになるということ。うちは5歳と3歳で景色を楽しめる年齢でしたが、もっと小さいお子さんなら、レギュラー車両のほうが気楽に過ごせるかもしれません

⚠️ しまかぜとの違いは「観光特急」と「通勤特急」
以前乗った近鉄しまかぜは、カフェ車両やグループ車両があって「歩いて探検できる列車」でした。子どもは席に半分も座らず、車内を行ったり来たり。
この差は、そもそも列車の役割が違うからだと思います。しまかぜは伊勢志摩へ向かう「観光特急」=乗ること自体が旅の目的。一方のひのとりは大阪〜名古屋を結ぶ「通勤・ビジネス特急」=速く快適に移動するための列車です。だからひのとりの上質さは「静かに過ごすための上質さ」で、車内を歩き回って楽しむ設計にはなっていません。
どちらが良い悪いではなく、お子さんの年齢と、その日の目的で選ぶのが正解だと思います。

名古屋に着いてからも、子鉄の時間は続く

ひのとりを降りたあとも、名古屋は子鉄にやさしい街でした。

🚉 名古屋駅は「待つだけ」で特急大集合

乗り換えの待ち時間に、貨物列車・在来線・特急「ひだ」・特急「南紀」・特急「しらさぎ」・新幹線と、次々にいろいろな車両が見られました。移動の合間だけで、これだけ会える駅はなかなかありません。

🚃 あおなみ線は「貨物ビュー路線」だった

名古屋から金城ふ頭(レゴランドやリニア・鉄道館の最寄り)へ向かうあおなみ線。これが予想外の当たりでした。

車窓から貨物列車やコンテナがたくさん見えるんです。子どもたちは移動中ずっと窓に張りついていて、「乗り換えのついで」どころか立派な観光になっていました。

あおなみ線のレゴランドラッピング列車(金城ふ頭行き)
あおなみ線にはラッピング列車も。金城ふ頭行きの表示にテンションが上がります(筆者撮影)

🏨 泊まるなら:夏は「ランドリー付き」を選ぶと救われる

我が家は名古屋で1泊しました。名古屋駅の近辺で、いちばん安いツインの部屋を探して予約——というのが正直なところです。子鉄旅は交通費がかさむので、宿は割り切っています。

ただ、ひとつだけ次は絶対にこうする、と思った条件があります。

🧺 夏にレゴランドへ行くなら、ランドリー付きのホテル

レゴランドには水を使うエリアがあり、夏は水着や着替えがしっかり濡れます。翌日も観光する行程だと、濡れた衣類を抱えて移動することに。コインランドリーのあるホテルなら、その日のうちに洗って乾かせます。
値段だけで選ぶと見落としがちですが、夏の泊まりがけなら「ランドリーの有無」は寝心地より効くかもしれません

濡れたものを抱えて帰るのと、乾いた荷物で帰るのとでは、翌日の身軽さがまるで違います。我が家も次に泊まるときは、料金と一緒にランドリーの有無を条件に入れるつもりです。

あおなみ線で金城ふ頭へ向かう行程なら、宿は名古屋駅の近くがいちばん動きやすいと思います。じゃらんnetで名古屋駅周辺の宿を見てみる【PR】と、設備や料金を並べて比べられます(見るだけでもどうぞ)。

🧳 コインロッカーは、あおなみ線の改札内が狙い目

これは実務的な話。土曜日の9時過ぎに名古屋駅でコインロッカーを探したのですが、ほとんど空きがありませんでした。休日の午前中は、みんな考えることが同じなんだと思います。

うろうろしたあげく、最終的に見つかったのがあおなみ線の改札内。ここはそこそこ空いていました

金城ふ頭方面(レゴランド・リニア鉄道館)へ向かうなら、はじめからここを目指すのもアリかもしれません。どうせ通る場所ですし、名古屋駅の広いコンコースで空きロッカーを探し回る時間を丸ごと節約できます。

何歳から楽しめる?

結論:景色を楽しめる年齢(3歳〜)から。走り回りたい盛りには向きません
  • 0〜2歳:膝上で無料なのは魅力ですが、静かな車内で長時間はハードルが高いかも。レギュラー車両のほうが気楽かもしれません。
  • 3〜5歳ちょうどいい。景色やすれ違いを楽しめて、静かにする意味も理解できる年齢。うちはここでした。
  • 小学生〜:前面展望・座席設備・カフェと、大人と同じ目線で"特急の格"を味わえます。

まとめ:静かに、特別な時間を味わう特急

ひのとりは、移動をそのまま「体験」に変えてくれる特急でした。

最前列からの前面展望、挽きたてのコーヒー、電車がずらり並んだおしぼり。乗ること自体が、この旅のいちばん最初の目的地になっていました。

一方で、静かな車内では親が少し気を使うのも事実です。それでも往復とも選んだのは、それだけの価値があったから。子どもたちも「またひのとりに乗りたい」と言っています。

賑やかに楽しみたいなら観光特急のしまかぜ、移動そのものを上質にしたいならひのとり。同じ近鉄の特急でも、担っている役割が違うので、お子さんの年齢とその日の目的で選んでみてください。

※本記事は実体験(2026年7月・家族4人で往復乗車/長男5歳・次男3歳)にもとづきます。写真は筆者撮影です(ひのとりの外観写真は別の日に伊賀神戸駅で撮影したものです)。料金・車内サービス・幼児の扱いなどは変わることがあります。ご乗車前に近鉄の公式サイトで最新をご確認ください。

✍️ この記事を書いた人
電車兄弟の父
電車兄弟の父
電車・鉄道が大好きな兄弟の父。日々の「プラレール×本物電車」や子連れ鉄道おでかけを、YouTube「電車兄弟」と本ブログで記録。実際に見て・乗って・買って良かったものを、同じ子鉄家庭の目線で紹介します。
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