近鉄しまかぜに3歳と乗ってみた|展望席を取ったのに、半分も座らなかった話【京都〜賢島】

📅 この記事は 2026年7月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)

近鉄しまかぜに3歳と乗ってみた|展望席を取ったのに、半分も座らなかった話【京都〜賢島】
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📖 もくじ

ひと目でわかる しまかぜ(京都〜賢島)

  • 👤 こんな家族に:憧れの観光特急に家族で乗ってみたい/小さい子が長時間もつか不安/伊勢志摩へ行く
  • 🚃 乗ったのは:近鉄の観光特急しまかぜ(50000系)で京都〜賢島をフル乗車。当時長男3歳
  • 🎫 予約:特急券は乗車日の1か月前(前月の同日)午前10時30分から。展望席は発売と同時に押さえないと厳しい(我が家の実感)
  • 💰 料金の構成:乗車券+特急券+しまかぜ特別車両料金(個室はさらに個室料金)
  • 👶 子ども:6歳未満はひざの上なら無料(大人1人につき2人まで)。座席を使うならこどもの料金が必要
  • ⚠️ 正直なところ:展望席を取ったのに、子どもは半分も座っていませんでした(理由は本文で)

電車・鉄道が大好きな兄弟を育てる、子鉄パパです。2025年5月、当時3歳だった長男と、妻と3人で、近鉄の観光特急「しまかぜ」に乗ってきました。しかも京都から終点・賢島まで、たっぷりフル乗車です。

正直に書きます。わざわざ最後尾の展望席を取ったのに、息子は半分も座っていませんでした。——でも、それこそが「しまかぜは子連れに向いている」と感じた理由でした。同じ子鉄家庭の目線で、乗ってわかったことをまとめます。

結論:しまかぜは「座る」より「歩く」列車だった

いちばん伝えたいのはここです。

我が家が予約したのは、最後尾の展望席背面展望、つまり走ってきた線路がぐんぐん遠ざかっていくのを、ゆっくり眺められる席です(本当は先頭の一番前が第一希望でしたが、取れませんでした。この話はのちほど)。

ところが息子は、座席に落ち着いていたのは全体の半分もありませんでした。

🚶 なぜ座らないのか=車内が「探検コース」だから

しまかぜは、車両ごとに雰囲気がまるで違います。展望車、カフェ車両、グループ向けの車両——バリエーション豊かで、きらびやかで、しかも清潔感がある。息子はその車内をずっと行ったり来たりして、探検し続けていました。

そして親のほうはというと——パパは展望席で背面展望の撮影をしながら、ときどき席を立って息子と車内をひとまわり。散策やショップでのお買い物は、主にママが息子に付き合ってくれました(ママ、ありがとう)。付き添いの手が要らないわけではありません。ただ、ぐずる子をなだめて席に留めておく”消耗戦”ではなく、楽しんでいる子について歩く付き添いなので、気持ちはずっとラク。長時間の移動なのに、あっという間に着きました

「子どもが長時間じっと座っていられるか」を心配している方へ。しまかぜについては、その心配はあまり要りません。座らないので。

席はどこを取る?我が家は「最後尾の展望席」

しまかぜは6両編成で、車両の役割がはっきり分かれています。

車両内容
先頭・最後尾の車両展望車(プレミアムシート)。運転台越しに前後の景色が見える
プレミアムシート車ゆったりした座席の車両
グループ車両サロン席・和風個室・洋風個室
カフェ車両食事やスイーツを楽しめる(後述)

我が家が座ったのは、最後尾の展望席。本当は先頭の一番前の席を狙っていたのですが取れず、後ろになりました。それでも——結果的には、この席がとてもよかったんです。走り去っていく線路と景色を、追いかけるようにゆっくり眺められます。前方の展望と違って、景色が「遠ざかっていく」のを味わうのがこの席の良さです。

しまかぜ最後尾の展望席から見た背面展望。線路が遠ざかり、後ろから近鉄特急が追ってくる
最後尾の展望席からの背面展望。線路がぐんぐん遠ざかっていきます。この日は後ろから別の近鉄特急が追いかけてきました(筆者撮影)

運転台の向こうに線路が広がるこの眺めは、運転士さんの目線を”逆から”味わっているような感覚。後ろから別の特急が追いかけてくる場面にも出会えて、大人のほうが夢中になってしまいました。

💡 先頭と最後尾、どちらも展望車です。迫ってくる景色を楽しみたいなら先頭、流れ去る景色をゆっくり味わいたいなら最後尾。どちらも人気なので、こだわるなら発売開始と同時の勝負になります。

予約は「1か月前の10時30分」が勝負

ここが、いちばん実用的な話かもしれません。

しまかぜの特急券は、乗車日の1か月前(前月の同日)の午前10時30分から発売されます。インターネット予約でも窓口でも、発売開始の時刻は同じです。ネット予約なら座席表を見ながら座席を指定できます。

そして——ここからは公式の案内ではなく、我が家の実感です。

⚠️ 展望席狙いなら「発売と同時」でないと厳しい
先頭・最後尾の展望席は特に人気で、発売開始と同時に取りにいかないと埋まってしまう印象でした。実際、我が家も先頭の一番前の席は取れませんでした。展望席にこだわるなら、1か月前の10時30分ちょうどに操作できるよう、事前にネット予約の会員登録を済ませておくのがおすすめです。

料金は「3つの合計」

しまかぜは、乗車券(運賃)+特急券+しまかぜ特別車両料金の3つが基本セットです。個室を使う場合は、さらに個室料金が加わります。展望席もプレミアムシートの扱いなので、席の場所による追加料金の差はありません

3歳の子どもは料金がいる?

6歳未満の幼児は、大人1人につき2人まで、ひざの上なら無料です。ただし、座席を1つ使う場合は、こどもの乗車券・特急券に加えて「しまかぜ特別車両券」も必要になります。

つまり、展望席を子どもの分も確保するなら、その分はきちんと料金がかかるということ。ここは予算に関わるので、予約前に押さえておくと安心です。

カフェ車両でお昼ごはん

しまかぜの名物がカフェ車両。我が家はここでお昼ごはんにしました。

いただいたのは、松阪牛カレースイーツセット。旅の途中に、走る列車の中で松阪牛のカレーが食べられる——それだけで特別感がありました。

このほかにも、松阪牛重・はまぐりのシーフードピラフ・カツサンドセットなどの食事メニューや、コーヒー・紅茶などのドリンク、しまかぜのお土産菓子も揃っています(2026年7月時点/価格や内容は変わることがあります)。

🍽 カフェを使うときに知っておくこと
  • 食事メニューやスイーツセットは「カフェ席」で食べるものです。
  • カツサンドセットは、自分の座席へ持ち帰って食べることもできます。席を離れたくないときはこちらが便利。
  • 予約制という案内は見当たらず、当日の利用になります。混み合う時間帯は待つこともあります。

子連れだと「席を立って食べに行けるか」が不安になりますが、そもそも子どもは歩き回っているので、カフェへの移動もその流れでした。

買ったグッズが、今もリュックについている

車内ではグッズも買えます。我が家が買ったのは、「しまかぜフライトタグ」タオルハンカチ

このフライトタグ、1年以上たった今も、息子のリュックについたままです。

旅の思い出は写真に残りますが、毎日使うものについていると、思い出す回数が全然違うんだなと実感しました。しまかぜに乗ったら、記念に何かひとつ買っておくのはおすすめです。

終点・賢島=しまかぜが並ぶ光景

賢島駅のホームに2本並んで停車する近鉄の観光特急しまかぜ
賢島駅で、しまかぜが2本ならんで停車。終着駅ならではの光景でした(筆者撮影・人物はプライバシー保護のため加工しています)

終点の賢島駅に着くと、しまかぜがもう1本、となりに停まっていました。同じ顔がならぶ光景は迫力があって、ホームで思わず写真を撮りました。

これは偶然ではなく、お昼ごろは大阪・京都・名古屋それぞれから来たしまかぜが、相次いで賢島に到着するダイヤになっているためです(毎回必ず並ぶとは限りませんが、この時間帯は出会える可能性があります)。

我が家は街に出ず、そのまま折り返しました

賢島は英虞湾の玄関口ですが、この日の我が家は駅から出ていません。というのも、当時近鉄が「鉄路の名優ラリー」というカード集めの企画をやっていて、それを目当てに名古屋方面へ折り返したからです。

🃏 「鉄路の名優ラリー」(2025年・終了しています)

近鉄が2025年4月13日〜10月31日に実施した「近鉄特急博覧会」の企画のひとつ。歴代の近鉄特急10種類のカードを、賢島をふくむ対象10駅の特急券窓口で集めるカードラリーでした。すでに終了した企画ですが、近鉄はこうした企画をときどき実施しているので、旅の前に公式をチェックしておくと、こんな“おまけの目的”が増えることがあります。

なお、京都行きのしまかぜは14時50分発。到着が12時45分ごろなので、そのまま折り返すなら2時間ほど滞在できる計算です。

何歳から楽しめる?

結論:0歳から乗れますが、「歩ける年齢」から本領発揮です
  • 0〜2歳:ひざの上なら無料。景色と揺れで満足しますが、長時間はぐずり対策を。
  • 3〜4歳まさに我が家(3歳)。自分で歩いて車内を探検できるので、いちばん飽びません。
  • 5歳〜:座席や設備の“特別さ”を理解しはじめ、展望席の景色もじっくり楽しめます。

子連れで乗るときのコツ

  • 展望席が欲しいなら、1か月前の10時30分ちょうどに。会員登録は前もって済ませておく。
  • 「座らせよう」としない。しまかぜは歩いて楽しむ列車です。歩き回るのを前提にすると、親のストレスが激減します(他のお客さんの迷惑にならない範囲で、手はつないで)。
  • 子どもの分の座席を取るなら料金がかかる。ひざ上無料との差を、予約前に計算しておく。
  • カフェは移動のついでに。食事とスイーツはカフェ席、カツサンドは座席へ持ち帰り可。
  • 記念のグッズをひとつ。毎日使うものだと、思い出が長く続きます。

動画でもどうぞ

しまかぜの背面展望をはじめ、実際に撮った走行シーンは、YouTube「電車兄弟」で順次公開していく予定です。お子さんと一緒にどうぞ。

💡 同じ「憧れの特急にちょい乗り」なら、東武スペーシアXの乗車記もどうぞ。しまかぜをはじめ近鉄の特急が次々に見られる駅なら鶴橋駅、関西のほかの観光列車は関西の観光列車まとめ、狙った電車に会うための調べ方は電車を見に行く日の時刻・運行の調べ方にまとめています。おうち遊びにはプラレール人気車両ガイドも。

※本記事は実体験(2025年5月・家族で乗車)にもとづきます。写真は筆者撮影(人物はプライバシー保護のため加工しています)。料金・メニュー・時刻・きっぷの取り扱いは変わることがあります。おでかけ前に近畿日本鉄道の公式サイトで最新をご確認ください。カフェのメニューと価格は2026年7月時点のものです。

✍️ この記事を書いた人
電車兄弟の父
電車兄弟の父
電車・鉄道が大好きな兄弟の父。日々の「プラレール×本物電車」や子連れ鉄道おでかけを、YouTube「電車兄弟」と本ブログで記録。実際に見て・乗って・買って良かったものを、同じ子鉄家庭の目線で紹介します。
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